2009年3月8日日曜日

iPS細胞のがん治療への応用

3/6の日経新聞の総合3面に以下の記事が出ていた。

がん治療への応用としては、このiPS細胞から免疫細胞を増やして癌を効果的に攻撃できるとのこと。これはすごい!!是非、早くこの治療法受けられないかな~~っ? 
現在は、マウスで免疫細胞の作製に成功している模様。
人への実用化を切に希望します。

3/6/'09の記事は概ね以下の内容である。 
大阪大学の澤芳樹教授らは、あらゆる細胞や組織に育つ能力を持つマウスの新型万能細胞(iPS細胞)から心臓の細胞を作り、心筋梗塞(こうそく)のマウスに移植して病状が改善することを確かめた。iPS細胞を応用して心臓病の症状改善に成功したのは世界初という。ヒトに応用できれば患者の多い心筋梗塞の新治療法になる。  3月5日から東京で始まる日本再生医療学会で発表する。澤教授と三木健嗣研究員、斎藤充弘特任助教らは京都大学の山中伸弥教授が開発した手法でマウスの細胞からiPS細胞を作製。培養方法や添加剤などを工夫して99%以上の高い確率でiPS細胞を心筋細胞に変化させた。

★iPS細胞とは人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)。ES細胞(胚性幹細胞・Embryonic stem cell)と同じように、さまざまな細胞への分化が可能で、再生医療などへの応用が期待されている。受精卵を用いて作るES細胞には倫理上の問題がつきまとうが、iPS細胞は京都大学の山中伸弥教授のグループらがヒトの皮膚細胞からの作成に成功(2007年11月21日発表)。iPS細胞は再生医療のほか、創薬にも活用できる。分化した細胞に薬剤を加えて副作用の危険性を調べる。難病患者からiPS細胞を作って解析すれば、発症原因や治療の糸口も見つかると期待されている。

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