2010年1月31日日曜日

NHKスペシャル「働きざかりのがん」について

本日、NHKスペシャル「働きざかりのがん」という番組の再放送があった。

どうせありふれた番組だろうと、途中からなにげなく見だしたところ、目が離せなくなってしまった。

特に印象的だったのは、やはり癌で亡くなった千葉敦子さんの「死への準備日記」に関連して、癌患者は、いつ死ぬか判らないので、10年生きたときのプラン、5年生きたときのプラン、1年生きたときのプラン、半年生きたときのプラン、それぞれについて人生計画を立てておくことが肝要である、とのくだり。

転移がん患者の場合、「生きるより死ぬ確率の方が高いので、いつ死んでも悔いが残らないように計画をたてて今を生きるべきだ」と理解した。

転移した場合は生存確率の方が小さいのだから、あたりまえのことであるが、彼女のこの気概のりっぱさには「とてもかなわないなあ」とも少し感じた。

そんなに強くなれないよ~。

2010年1月9日土曜日

がん治療装置の性能向上 粒子線技術

7日、三菱電機はがんの治療装置の性能を高める技術を開発したとのこと。体内のがん組織を狙い撃ちする「粒子線治療装置」と呼ぶ機器に組み込む。粒子線が届く深さなどをきめ細かく制御し、がん周囲の正常な組織を傷つけないようにする。群馬大学で今年度中に稼働する装置から実用化する。新技術の有用性などを広く医療機関に訴え、国内外での受注増につなげる。

粒子線治療装置が稼働・準備中の治療施設は国内で10カ所あり、三菱電機は6カ所の装置を担当。このうち今年度中に稼働する群馬大学と来年度の稼働を計画している福井県の施設の装置に新技術を組み込むらしい。

2010年1月3日日曜日

乳がんリスク ビール大瓶1日1本で1.7倍?

ビールで乳がんリスクが増大するなんて信じられない!!

過度の飲酒は女性が乳がんになるリスクを高めるという大規模疫学調査の結果を、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)がまとめ、先月25日に発表した。1週間にビール大瓶7本を超える量を飲む人は、全く酒を飲まない人と比べ、乳がんリスクが1.75倍に高まるという。

研究班の岩崎基・国立がんセンター室長らが、岩手、秋田など9府県の40~69歳の女性約5万人を平均約13年間追跡し、飲酒量と乳がん発症リスクとの関連を調べた。追跡期間中に572人が乳がんを発症した。

対象者を(1)過去に(酒を)飲んでいた(2)飲んだことがない(3)時々飲む(月に1~3日)(4)週にエタノール換算で150グラム以下の飲酒(5)週に同150グラムより多い飲酒――の5グループに分けて発生率を調べたとのこと。