7/22にSr-89を注射後、今日で1週間経過した。
担当医からは、5~15%の患者で注射後2~3日後に一時的に(2~5日間)痛みが増すことがあるとの説明があった。
5~15%に入らなければいいなーって願っていたが、意に反して、注射の翌日から背中、腰、胸の骨の痛みがひどくなった。
23日から27日にかけてずっと痛かった。
増量してもらった痛み止めもあまり効かず、特に7/27の背中の左ろっ骨部位の痛みは泣きそうだった。
6日目(7/28)になってようやく痛みが少し和らいだ。
食欲もこの頃から戻ってきた。
今日(7/29)は通院日。
左の肺(肺転移でリンパ管症を併発中)が呼吸時に異音を発することを伝えたら、レントゲンを採ることになった。これはいったいなんだろう?
とにかくこのまま、骨の痛みが消えてくれればよいが...
2008年7月29日火曜日
2008年7月22日火曜日
Sr-89について
Sr-89は、物理学的半減期50.5日の純β線放出核種で、同族体のカルシウム(Ca)と類似した体内動態を示し、Ca代謝が亢進した骨転移腫瘍に選択的に集積する特徴を有している。Sr-89は、集積した骨組織でβ線を放出し、腫瘍細胞や造骨細胞、破骨細胞に対する直接的な放射毒性効果を発揮することなどにより、疼痛緩和効果をもたらす。
また、Sr-89は、透過性の高いγ線を放射しないため、治療を受ける患者も不必要な放射線暴露を受けず、医療スタッフや家族など周囲の人にも影響を及ぼさない。なお、治療に使用される放射性医薬品では、投与患者の退出基準が定められている。
具体的に厚生省(当時)の通知「放射性医薬品を投与された患者の退出について」(平成10年6月30日 医薬安発第70号)では、Sr-89の退出・帰宅基準が200MBq(1回あたり)とされているが、今回承認されたメタストロン注の用法・用量は、最大投与量が141MBqなので、外来治療も可能である。
メタストロン注は、欧米では放射線内用療法剤として、前立腺癌や乳癌などの骨転移による疼痛緩和に広く用いられている。
現在、世界42カ国で承認・使用されており、侵襲性が少ないこと、骨転移腫瘍患者の疼痛緩和に有用性が高いことなどが高く評価されている。
半減期が50日なので、150日で放射線の力は1/2×1/2×1/2=1/8となる。
即ち、約5ヶ月で放射線の力が13%程度に落ちる。
効果は3ヶ月から5ヶ月というところであろうか?
できるだけ長く持続してもらいたいところである。
また、Sr-89は、透過性の高いγ線を放射しないため、治療を受ける患者も不必要な放射線暴露を受けず、医療スタッフや家族など周囲の人にも影響を及ぼさない。なお、治療に使用される放射性医薬品では、投与患者の退出基準が定められている。
具体的に厚生省(当時)の通知「放射性医薬品を投与された患者の退出について」(平成10年6月30日 医薬安発第70号)では、Sr-89の退出・帰宅基準が200MBq(1回あたり)とされているが、今回承認されたメタストロン注の用法・用量は、最大投与量が141MBqなので、外来治療も可能である。
メタストロン注は、欧米では放射線内用療法剤として、前立腺癌や乳癌などの骨転移による疼痛緩和に広く用いられている。
現在、世界42カ国で承認・使用されており、侵襲性が少ないこと、骨転移腫瘍患者の疼痛緩和に有用性が高いことなどが高く評価されている。
半減期が50日なので、150日で放射線の力は1/2×1/2×1/2=1/8となる。
即ち、約5ヶ月で放射線の力が13%程度に落ちる。
効果は3ヶ月から5ヶ月というところであろうか?
できるだけ長く持続してもらいたいところである。
メタストロン注(ストロンチウム89:Sr-89)にトライ
あまりに骨転移部(とくに背骨と胸骨)が痛いので、本日、新薬のメタストロンにトライすることにした。
放射性医薬品の塩化ストロンチウム(Sr-89)(商品名:メタストロン注)とは、2007年7月31日に製造承認を取得した新薬のこと。
適応症は「固形癌患者における骨シンチグラフィで陽性像を呈する骨転移部位の疼痛緩和」である。従来の治療法(手術、化学療法、内分泌療法、鎮痛薬、外部放射線療法など)でコントロールできない骨転移による癌性疼痛に対し、疼痛緩和を目的として使用する静注用薬剤である。
静脈注射により注入。約15分ぐらいで終了、あっけなかった。
副作用として、最初の1~2週間は15%ぐらいの確立でかえって痛みが増すことがあるとのこと。
これは、がん細胞が死滅したときに細胞が膨張し、それが骨の神経に触るためらしい。
しかしこれで、疼痛がなくなればバンザイなのであるが....
たのむから効いて欲しい。神様お願いします。
放射性医薬品の塩化ストロンチウム(Sr-89)(商品名:メタストロン注)とは、2007年7月31日に製造承認を取得した新薬のこと。
適応症は「固形癌患者における骨シンチグラフィで陽性像を呈する骨転移部位の疼痛緩和」である。従来の治療法(手術、化学療法、内分泌療法、鎮痛薬、外部放射線療法など)でコントロールできない骨転移による癌性疼痛に対し、疼痛緩和を目的として使用する静注用薬剤である。
静脈注射により注入。約15分ぐらいで終了、あっけなかった。
副作用として、最初の1~2週間は15%ぐらいの確立でかえって痛みが増すことがあるとのこと。
これは、がん細胞が死滅したときに細胞が膨張し、それが骨の神経に触るためらしい。
しかしこれで、疼痛がなくなればバンザイなのであるが....
たのむから効いて欲しい。神様お願いします。
2008年7月8日火曜日
最近、骨転移の痛みがひどい
ここ2週間ほど、癌の全身転移の中でも骨への転移部が痛みがひどい。
腰椎、仙椎、右大腿骨遠位骨幹の他、胸椎、両側助骨に多数集積、7/4/'08の骨シンチにより、さらに頭部、両肩・右上腕骨、骨盤、左大腿骨頭、右大腿骨近位骨幹にも新たな集積が見つかり、多発骨転移が進行していることが判った。
痛いはずである。
腰椎、仙椎、右大腿骨遠位骨幹の他、胸椎、両側助骨に多数集積、7/4/'08の骨シンチにより、さらに頭部、両肩・右上腕骨、骨盤、左大腿骨頭、右大腿骨近位骨幹にも新たな集積が見つかり、多発骨転移が進行していることが判った。
痛いはずである。
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