2009年4月6日月曜日

乳がん転移解明に道、武蔵野大、たんぱく質の新分析法。

乳がん患者にとってはまたまた希望の話題!!

武蔵野大学薬学研究所の今井一洋教授らの研究チームは、独自開発したたんぱく質の分析法を使い、乳がんの転移と浸潤の機構解明につながる成果をあげたそうだ。乳がんの進行度や悪性度をとらえる手がかりとなるバイオマーカーの開発につながるとみられる。 研究チームが用いた分析法は独自開発のFD―LC―MS/MS法。たんぱく質の高感度分析が可能で、異なるたんぱく質の量の違いを正確にとらえられる。 へ~~っ。
今井教授らはこの分析法を使って、ヒト乳がん細胞と正常な細胞とのたんぱく質の量を比較した。その結果、乳がん細胞ではRhoシグナル促進たんぱく質と呼ばれるものが多かった。 がん細胞が転移や浸潤をするときはリンパ節などへ移動しなければならないが、移動に関係する物質として「アクチンフィラメント」という繊維状の物質が知られている。アクチンフィラメントがRhoシグナルによって破壊されて、がんが転移・浸潤するものと考えられる。 開発した分析法でたんぱく質の量を正確に測れたことにより、転移・浸潤でのアクチンフィラメントとRhoシグナルの役割を確認できたとみている。 また、アクチンフィラメントの破壊を妨げる物質が新たながん治療薬の開発につながるものと期待できそうとのこと。すばらしい!!。

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