2009年12月9日水曜日

阪大、がん抑制遺伝子活発化 - iPS細胞を応用

またまた、iPS細胞を応用したがん治療の研究成果が出た。がん患者としては希望の星である。
以下は日経の記事より抜粋。

 大阪大の研究チームはがん細胞をiPS細胞に変化させたところ、もともと持っていた「がん抑制遺伝子」の働きが強まることを実験で突き止めた。
すごい!!
山中京大教授の手法を応用したもので、細胞はがんの悪性度がほぼゼロになり普通の正常な細胞と同様の性質になった。研究が進めば、転移がんの働きを抑える新たな治療法の道をひらくと期待されている。

 阪大の森正樹教授と大学院生の三吉範克さんらの成果で、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。

 あらゆる細胞に成長できるiPS細胞は、皮膚など体の正常な細胞に3~4個の遺伝子を組み入れて作る。山中京大教授が2006年に開発した。

 阪大チームは山中京大教授の手法に従い、iPS細胞作りに使う遺伝子4個を、ヒトの大腸や肝臓、膵臓(すいぞう)などのがん細胞に組み入れた。できたiPS細胞は、通常のiPS細胞と同様に神経や脂肪の細胞などに成長する能力を備えていた。

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